取引実績5年超!品質管理体制の構築による工数削減
~お客様と二人三脚の取り組み~
ご利用サービス
品質コンサルティング、品質PMO、テスト計画・テスト設計支援、テスト自動化
A社様はキャリア向けアプリの企画・開発のほか、幅広いビジネスで多角的に事業展開を行っているお客様です。こちらでは、主に弊社の「品質管理体制構築・運用」について導入事例をご紹介します。
品質コンサルティング、品質PMO、テスト計画・テスト設計支援、テスト自動化
A社様はキャリア向けアプリの企画・開発のほか、幅広いビジネスで多角的に事業展開を行っているお客様です。こちらでは、主に弊社の「品質管理体制構築・運用」について導入事例をご紹介します。
会社名 | A社 |
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企業規模 | 従業員数600名 |
事業内容 | サービス業 会員数数十万ユーザーのアプリを企画・開発 |
A社様は弊社参画前より、開発アプリの受け入れ検証を第三者検証会社に委託していました。費用対効果を上げるため他社導入を検討した結果、ウェブレッジの参画がスタート。
毎年、年間契約の見直しを行っていますが、担当範囲で2年以上継続しているのはウェブレッジだけです。
A社様の実現したいゴールは主に下記の2点。
・品質向上(バグ検出数減少、ユーザー問い合わせ減少など)
・コスト削減(QA端末効率化によるコスト削減、テスト観点最適化によるコスト削減など)
さらに品質管理上の課題として
「端末カバー率は出来るだけ下げずに検証端末数を落としたい」「テストを効率化したい」という、正確性とスピードUPの両立もありました。
■品質管理体制構築・運用
導入スタート~4年目までの取り組みを次項に詳しく記載しています。
■PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)
アプリ運用面を担当。品質に特化していないプロデューサーのサポートを行っています。
主にスケジュール管理と、開発ベンダーへの見積依頼、バグの改修判断とハンドリングなどをマネジメントしています。
■オペレーション業務
品質に直結はしませんが、弊社が担当することでQAとの連携がスムーズになっています。
また、アプリのリリース業務(サーバーアップロード、公開時間などのセッティング)も請け負っています。
■テスト設計
キャリア独自のサービス形態に沿ってテスト設計を行います。開発プロセスのなるべく早い段階から仕様理解・質疑応答など行い、仕様理解を深めた上でテスト設計に入ります。
また、ポイントポイントでレビューをいただくことによって、認識齟齬の防止とともに、抜け・漏れのないテスト項目に繋がります。
■テスト実行
リリースのボリュームは常に一定ではありません。そのなかで、開発スケジュールに合わせ柔軟に対応しております。
■不具合分析
バグが出た際に原因分析(コーディングミスなど)を行い、開発ベンダーさんにバグが出た理由を聞いてナレッジとしてためています。
さらに分析を行い、「ベンダーAにはこういう傾向がありますよ。次回はここを気を付けたほうが良さそうですよ」といった風にお伝えしています。
■毎月、改善提案を提出
QAベンダーの立場から、テストのやり方・ルール・開発との連携方法など、品質・プロセス改善の施策をご提案しております。
■セミナー
プロデューサーに対してセミナーを実施しています。(例:Android5.0が出るとどうなるの?など)
また、A社様が知りたいことについて、弊社の知見を活かした社内セミナーも実施しています。(年1回ペース、無料で開催)※全て受託型
A社様は自社に品質管理部門を保有するものの、実際は管理を行うのみ。プロデュース、ディレクションに専念したいとのご要望をお持ちです。
弊社は品質管理部門の体制構築・運用に取り組みました。
なおスポット対応ではなく専属の固定体制にてスタートしましたが、固定体制には下記のメリットがあります。
・年間契約(案件ごとの受発注が不要)
・テストのリクエストを管理
・人員の固定化
・ナレッジの蓄積
・PDCAがまわしやすい
課題への取り組みに伴い、運用体制の変更・増員など柔軟に対応しています。
これらの取り組みにより、導入4年目までで下記のような成果を得ることができました。
・テストのフローが整い、各種フォーマットも整備された
・テスト活動も認知され、関係者の理解も得られやすくなった
・開発からの納品段階でのクオリティがあがってきた
・対応の柔軟性を維持しつつ、改善が図れている
・PDCAもまわってきている
さらに4年目には、より具体的なメリットも表れています。
・テスト効率化により、1QAあたり10%の工数を削減!
・アプリ品質向上。リリース後のユーザー問合せ対応のQAがなかった
また、弊社でPMOを担当したことによるプラス効果もありました。
・プロデューサーのQA管理工数削減
・PMOがバグのトリアージを行う為、余分な不具合改修工数の削減
・PMOとQAが近い場所にいる為、連携が非常にスムーズ
・プロデューサー不在による確認待ち・判断待ちの解消
結果としてキャリア担当プロデューサーの負荷が軽減され、別プロジェクトを担当できるようになりました。
今後の課題としては、
・まだまだナレッジの有効活用ができていない
・テストの前の段階での品質向上
・開発がスケジュール通りに進まない
・テスト端末の最適化
などが挙げられます。現在も引き続き、取り組みを重ねています。
弊社のサービスについて、お客様に感想を伺いました。
― なぜウェブレッジをリピートしてくれるのか?どこに満足しているか?
1.使いやすい
理解力と協力姿勢と忍耐力と柔軟性がある。
(QA含め、それ以外も色々やってくれる(突然の依頼、緊急依頼))
2.サービスが良くなってきている
2度同じミスはしない、等
バグ検出数多い、検出率が高い(一緒に入っている他社とくらべて高い。)
フリーテスト実施による不具合検出が多い
過去のバグをQMが把握している、フリーテストの観点も決めている。
3.QAをリードしてくれるところ
ディレクター進捗が遅れていたら、お尻を叩いてくれる など
― ウェブレッジを使ってみて、事前の予想と違った点は?(良い点も悪い点も)
提案をたくさんしてくれるから嬉しい。
― 経営メリットは?(利益、売上、コスト面などの貢献は?)
年間QAトータルコストが抑えられる。
端末選定詳しいから無駄なテストしなくて良いし、不具合や仕様理解の知見が溜まってきているので、情報共有コストとかコミュニケーションコストが減っている。
― 現場のリアルな声をお聞かせください
ウェブレッジはテスト以外(サーバーアップとか)もやってくれるから嬉しい。ウェブレッジには何でもお願いしたい!
お客様とともにQA体制の構築がスタートし、お客様の要望・課題をヒアリングし、弊社からご提案をし…を繰り返し、お客様と二人三脚で体制をつくってまいりました。
今ではプロデューサー補佐や運用補佐など、テスト以外の部分でもご支援させていただき、様々な角度から品質向上に取り組ませていただいております。
年々、要望・課題のハードルが上がりチャレンジングなことも増えてきましたが、体制がより良くなっていることを実感しております。
検証
・新機種 年間4~50機種
・新アプリ(年2~3本)
・OSバージョンUP
・アプリアップデート
・機能追加
・不具合改善
プロデューサー補佐
機能改修・不具合改修のスケジュール管理など
運用補佐
マスター情報管理、リリース作業、アプリ署名、依頼に基づいたユーザー情報の抽出