サービスニュース

Webサイト上の主要なユーザー動線の テスト・検証作業をクラウドソーシングで実施! 〜クラウド型テストサービス実現に向け、ユーザー動線の網羅率に関する独自ノウハウを獲得〜

生体情報を用いた次世代型マーケティング支援事業やITサービスの品質向上支援事業を手掛ける株式会社ウェブレッジ(所在地:福島県郡山市 代表取締役:佐藤 保 以下、ウェブレッジ)は、自社がオンライン上で抱えているテスター(以下、クラウドテスター)を活用して、「Webサイト上の主要なユーザー動線(※1)のテスト・検証作業をクラウドソーシングで実施する有効性確認」に関する実証実験を行いました。実験には250名のクラウドテスターが参加。ユーザー体験において重要な動線の92.7%を網羅し、41件の不具合を検出。今後、クラウド型テストサービス実現に向け重要な洞察・ノウハウ獲得に成功したことを公表いたします。

<実証実験の結果>

調査概要

■調査目的

クラウド型テストサービス実現に向け、下記を検証するために調査を実施。

[1] ユーザー体験において重要な動線を網羅したテストができるのか?
[2] 実際のユーザー動線を網羅するにはクラウドテスターが何時間テストすべきか?
[3] クラウドテスターでも不具合を検出できるのか?

■今回の調査内容

Webサイトを対象に、下記の内容でテスト・検証作業を実施。
※調査対象となるクラウドテスター選別やテスト手法、コミュニケーション方法など、弊社がこれまで培ったユーザー視点での検証ノウハウを基に設計。今回は1つの案件事例を紹介。

①クラウドテスター数:250名
②検証対象:Webサイト(150ページ程度の規模)
③検証期間:7日間
④合計テスト時間:33時間10分

調査結果(詳細)

[1] 通常のユーザーが主にアクセスする上位95%(主要なユーザー動線)のページの内、今回92.7%のページが実際にテストされました

  • このWebサイトにおいては、全148ページの内、上位55ページに95%のアクセスが集中している(=主要なユーザー動線)
  • 主要なユーザー動線の内、92.7%のページが今回テストされた

という結果を得ました。

[2] テスト合計時間とユーザー動線網羅率(※2)の推移

実際のユーザー動線を100%とした際に今回のテストでどの程度カバーできたのか?(=ユーザー動線網羅率)を、テスト時間合計を横軸に置き、推移を分析しました。
→テスト開始直後〜28時間程度までは、ユーザー動線カバー率が右肩上がりに上昇しましたが、その後はテスト時間に対してのカバー効率が落ちました。

[3] 今回検出できた不具合(単純な不具合〜重要度大の不具合まで検出)

→“誤字、脱字”などの単純な不具合以外にも、“機能バグ・動作不良”や“セキュリティホール”などの重要度の高い不具合も検出することができました。

<まとめ>

結果の考察

クラウドテスターによるテストだと品質に不安を感じがちですが、「実際のユーザー利用シーンで発生する不具合を検出する」という点において、ユーザーが実施するからこそ、実際のユーザー動線と類似のページをテストすることができるため、品質向上に繋がることが分かりました。

一方で、通常のユーザーがほとんどアクセスしないページ(ユーザー体験上、重要では無いページ)も含めた品質向上には、クラウドソーシングによるテストはあまり向かないということも分かりました。

今後の取り組み

「ユーザー体験上、重要なページ」に対してのクラウドソーシングによるテスト・検証作業の有効性は検証されました。今後は、「クラウド型テストサービス」の実現に向け、更なる実験を重ねてノウハウを蓄積し、網羅率測定の精度を向上させてまいります。

サービスの発表および販売開始は来月(2017年6月)頃を予定しており、今年の秋〜冬頃にはサービス強化のためのシステムリニューアルを予定しております。

また、将来的には顧客企業が「アプリ、予算、納期、希望の動線カバー率などの情報を入力すると、最適なクラウドテスター選定や想定網羅率を自動で算出し、テストを実行するようなサービス実現に向け、引き続き努力をしてまいります。

参考:用語解説

(※1)主要なユーザー動線
実際のユーザーが主にアクセスする上位95%のページを主要なユーザー動線と今回のウェブサイトでは定義している。

(※2)ユーザー動線網羅率
クラウドテスターがアプリやWebサイトをテストした際に「実際のユーザーが閲覧するページを100%とした際に、今回のテストでどの程度カバーできたのか?」という弊社独自の指標。先日実証実験を行い、クラウドテスターでも実際のユーザー動線をある程度まで網羅することが可能という結果が出ている。

お問い合わせ

お問い合わせフォーム