品質向上支援事業およびマーケティング支援事業を手がける株式会社ウェブレッジ(所在地:福島県郡山市、代表取締役:佐藤 保、以下:ウェブレッジ)は、2018年4月19日より、企業の事業特性・開発特性を踏まえた品質向上コンサルティングサービス「PinQy(ピンキー)」の提供を開始いたしました。
「PinQy」は当社に所属する品質プロフェッショナルが、Web制作関連企業を対象に、Web制作工程全般において品質向上のコンサルティングを行うサービスモデルです。検証業界における品質管理の在り方を再定義することにより新たなマーケットを開拓、事業拡大を目指します。
「PinQy」提供の背景と目的
多くの企業にとってWebサイトやスマートフォンサイトは、業界や規模を問わず顧客との相互コミュニケーションを実現する主流タッチポイントであり、その重要度は年々高まっております。しかし、利用規模の拡大と情報発信力の強化に伴いWebサイトの「品質」がもたらす影響も拡大しており、「品質」を軽視したことによる事故や苦情、およびその社会的・経済的損失も格段に大きくなっています。そのため、これまでクリエイティブ性やデザインが重視されがちだったWebサイト制作の現場においても、品質の軽視に対する影響を無視できなくなってきています。
このような背景により生まれた当社の「PinQy」は、「Webサイトの品質」のみに特化し、Webサイト制作工程に付随する検証工程の在り方を再定義することで品質向上施策を提案する、新しいコンサルティングサービスモデルです。品質を抜本的に見直すことによる品質向上はもちろん、品質そのものを企業の強み・競争力として育てることを目的としています。
「PinQy」名称の由来
~「品質」の「ファーストペンギン」へ~
一羽のペンギン(ファーストペンギン)が、住処である氷山崩壊の危機に気付き、仲間たちに呼びかけて危機克服に挑む物語があります。 制作・開発現場の問題で顕在化しているのはまさにこの「氷山の一角」。潜在化した多くの問題は、そのまま放置しておくと慢性化して危機的状況に陥ります。 私たちウェブレッジは、お客様チームの一員として品質向上を支援するトータルソリューションの提供をめざし、この物語の「ファーストペンギン」にあやかって、品質におけるファーストペンギン(Penguin for Quality)をそのサービス名称としました。
「PinQy」による課題の解決
Webサービスの公開には、様々な課題が発生します。しかし、十分な対応ができていないのが現状です。
課題と主な対策・失敗例
- 課題例①:公開後ユーザーからのクレームが増えた、バグの指摘を受けた
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バグ検出率をあげるため、テスト工程を強化する事にしたが、プロジェクト立ち上げ時に結局時間も予算もとれないことが多い - 課題例②:仕様追加や変更多発により公開が遅延。品質を削ることで納期を守っている
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品質への意識強化のため講習会や勉強会を実施したが、実務に反映されない
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企業として品質を強化するためQA専門部署を作ったが、他部署の品質への理解が変わらない
これらの課題を解決するためには、品質に関わる部署のみではなく、企画部門・制作関係者との相互理解が不可欠です。PinQyモデルではWeb制作全体を構造的にとらえ、検証工程にこだわらずボトルネックに対して適切な対策を打ち、課題を解決します。
今後の予定・展望
現在はパイロットプロジェクトにて展開中ですが、順次拡大予定です。
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