サービスニュース
IoT製品のある住まいのイメージ(ウェブレッジ住居テストフィールドにて撮影)

IoT製品の「ユーザー体験」を発売前に評価する、UX評価サービスの提供を開始
~ウェブレッジ独自の技術とリアルなユーザー環境でUXを評価。 発売後のクレームを減らし、ユーザーの期待を満たす製品開発を可能にする~

マーケティング支援事業および品質向上支援事業を手がける株式会社ウェブレッジ(所在地:福島県郡山市、代表取締役:佐藤 保、以下:ウェブレッジ)は、IoT製品を利用するユーザーが期待するUX(User eXperience=ユーザー体験)を提供できる製品か否かを発売前に評価し改善提案を行う「UX評価サービス」の提供を2021年11月12日より開始いたしました。
・「UX評価サービス」紹介ページ:https://webrage.jp/lp/ux_assessment

UX評価サービスは、ウェブレッジが独自に開発したUX価値評価手法(*1)を使ったサービスです。IoT製品のUX価値を、ターゲットユーザーの利用環境を再現したテストフィールド(*2)にて評価します。

*1 UX価値評価手法についてはこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000007582.html
*2 ウェブレッジが保有するテストフィールドには住居、学校、オフィスの3タイプがあります。

IoT製品のある住まいのイメージ(ウェブレッジ住居テストフィールドにて撮影)
IoT製品のある住まいのイメージ(ウェブレッジ住居テストフィールドにて撮影)

開発の背景:生活に密着するIoT製品は、UXを考慮した開発を行うべき

近年、新型コロナウイルス感染症の拡大により、非対面・非接触など新しい生活様式に基づいた日常生活が当たり前のものとなりました。このコロナ禍を契機に国民の生活はIoT、AI、ビッグデータなど最新テクノロジーを活用したデジタル化が進み、企業においてはデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する動きがより活発になっています。
そこで注目されるのが、利用者のUX(ユーザー体験)です。政府が提唱するSociety5.0(超スマート社会)では人間中心の社会を目指すとありますが、DX推進においても「優れたUX(ユーザー体験)を生み出すこと」が重要な目標になります。

「優れたUXを生み出す商品・サービスか否か」は、企業が提供した商品を使用したユーザーがSNSに感想を投稿することで表面化し、同時に世の中へ拡散されるというケースが増えています。特にインフルエンサーのレビューを重要視する消費者は多く、商品が発売された直後であっても、即座に商品の価値を判断されかねない時代となっています。

そんな中、当社は「IoT製品」に着目しました。日常生活に密着するIoT製品は、優れたUXを生み、人々の暮らしを豊かにするものでなければなりません。つまり開発の上流工程においてメインターゲットとなる利用者の属性や生活環境、利用シーンを明確にし、UXに考慮した開発を行うことで、発売直後の初期ロットからUX価値の高いものを提供することが大事であると当社は考えました。
そこで品質評価の専門会社である当社は、独自のUX価値評価手法をベースに、顧客が開発するIoT製品のUXを発売前に評価し改善提案を行う、UX評価サービスの提供に至りました。

UX評価サービスについて

サービス概要

UX評価サービスは、当社が独自に開発した技術を用いて、開発の上流工程でUX設計を評価するサービスです。ターゲットユーザーのジャーニーマップ(*3)やSQuaRE(*4)品質特性による分析、当社独自の観点などにより、当社保有テストフィールドにて評価を行い、改善点を指摘します。

*3 ユーザーが商品・サービスを通して目的を達成するためにたどる一連のプロセスを可視化したもの。
*4 Systems and software Quality Requirements and Evaluation、システムおよびソフトウェア製品の品質要求および評価に関する国際規格。

サービスメニュー

サービスメニューは下記の3つです。各開発段階のドキュメントおよびプロトタイプを元にUX評価計画を作成し、評価を実施します。
UX評価計画の作成と提供のみを行うことも可能です。

1. ターゲットユーザーの妥当性評価
・企画段階で製品企画書やサービス企画書を基に、ターゲットユーザーの期待に対して製品企画が妥当かの観点で、UX評価を実施します。
2. UX要求仕様の妥当性評価
・開発段階で製品仕様書やサービス仕様書を基に、想定した利用者の要求するUXが設計に盛り込まれているかの観点で、UX評価を実施します。
3. 期待UXの妥当性評価
・製品やサービスのプロトタイプが出来た時点において、期待されるUXが実装されているかの観点で、UX評価を実施します。

利用事例

・IoTバッテリー充電池のUX評価
ターゲットユーザーを2パターンに分け、ペルソナを作成し、自動車やアウトドアなど利用シーンを設定。
文字やアイコンの大きさ、屋外での利用、通知の認識可否、メンテナンス面など、合計55の観点を作成しユーザー満足度を評価。
UX評価実施例

価格、その他詳細

価格、プラン、その他詳細につきましてはお問い合わせください。
・「UX評価サービス」詳細ページ:https://webrage.jp/lp/ux_assessment

サービスリリースを記念し、トライアル価格でのサービス提供も実施中です。お気軽にご相談ください。(※一部条件あり)

今後の展望

今後はサービスの対象をIoT製品以外にも適用し、各種製品およびサービス、DX支援などにも幅広くご活用いただけるよう、サービス範囲を拡充する予定です。また、社内研修と採用活動によるUX評価専門のプロフェッショナル人員育成、およびテストフィールドの拡張を並行して進め、更にサービス内容の充実を図ってまいります。

本件のお問い合わせ

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