昨今、サイバー攻撃による被害が急増しています。その中で、「うちは大手ではないから、サイバー攻撃の標的になることはない」というお客様の声をよく耳にします。しかし、実際にはそのような油断が危険を招くことがあるかもしれません。

サイバー攻撃による被害の7割は中小企業

ニュース等で取り上げられるのは大手企業の被害が中心ですが、実は多くの中小企業がサイバー攻撃の標的となっており、深刻な被害を受けています。
警視庁（*1）によると、サイバー攻撃（ランサムウェア）による被害の約7割近くは中小企業が占めており、決して他人事ではありません。
さらに、経済産業省が独立行政法人情報処理推進機構（IPA）を通じて発表したデータ（*2）によると、過去3年間にサイバー攻撃の被害に遭った中小企業のうち約7割が、取引先にも影響を及ぼすいわゆる『サイバードミノ』の事例が発生しています。

サイバードミノとは

この「サイバードミノ」とは、一社がサイバー攻撃を受けることで、その取引先や関連企業にも被害が波及する現象です。つまり、自社のセキュリティ対策が不十分なまま攻撃を受けてしまうと、その影響は自社だけにとどまらず、大切な取引先やお客様にも多大な損害を与えてしまう可能性があるのです。

脆弱性診断は今や必須の対策

サイバー攻撃の手口は年々巧妙化しており、従来のウイルス対策ソフトだけでは防ぎきれないケースも増えています。特に、社内システムやウェブサイトに潜む「脆弱性（セキュリティ上の弱点）」は、攻撃者にとって格好の標的です。
しかし、これらの脆弱性は、日常業務の中では見つけにくく、気づかないうちに攻撃の入り口となってしまうことも少なくありません。

こうしたリスクを最小限に抑えるためにも、「脆弱性診断」は今や必須の対策です。脆弱性診断では、専門家が第三者の視点でシステムやウェブサイトを点検し、潜在的なセキュリティホールを洗い出します。診断結果をもとに、適切な対策を講じることで、サイバー攻撃のリスクを大きく減らすことができます。

当社では、豊富な経験を活かして、ツールによる診断に加え、診断員による手動検査を行う「脆弱性診断サービス」と、コストと期間を抑えた「脆弱性ツール診断サービス」をご用意しております。

サービスの詳細は以下よりご確認ください。

– セキュリティ診断

– デロイト トーマツ ウェブレッジ株式会社は新たに「脆弱性ツール診断」サービスの提供を開始いたします

お客様に合わせたサービスを提供しておりますので、「うちは大丈夫」と思っている今こそ、まずは現状を客観的にチェックしてみませんか？
貴社と取引先を守るため、ぜひお気軽にご相談ください。

詳細、出典：
*1：警視庁 令和７年上半期におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について
*2：経済産業省 中小企業の実態判明 サイバー攻撃の7割は取引先へも影響

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