昨今、スマートフォンやタブレット、PCなど様々な機種が流通しています。 それぞれの端末には異なるOSやブラウザ、画面サイズ、解像度、性能などがあり、多様化が加速しています。そのため、特定の端末だけで動作確認を行うことは、現代のデジタル環境ではもはや十分ではありません。
では、多端末での検証を怠ると、どのような問題が発生するのでしょうか?
多端末検証を行わないと起きること
多端末検証を行わない場合、以下のような問題が発生する場合があります。
1. 画面の崩れや動作の遅延
・一部の端末で画面が崩れる
・動作が遅くなる
・スマートフォンでは正常でも、タブレットではレイアウトが崩れる
2. 機能不具合
・特定の機種でボタンが反応しない
・フォーム入力できない
3. ユーザー体験の低下
・購入や予約などの重要な操作でつまずく
・サービスへの信頼低下や評価の悪化
4. コストの増加
・リリース後の修正で、改修や再検証、問い合わせ対応が必要になる
・上記に伴う対応でリソースを大きく消費する
こうしたリスクは、事前の多端末検証で大幅に低減できます。以下に、弊社が支援した具体的な事例をご紹介します。
事例
| 事例1 イベント運用会社 | |
|---|---|
| 概要・目的 | イベント参加前の事前本人確認アプリの多端末検証 |
| 対象OS・端末 | スマートフォン各種(多様なキャリア・端末を含む) |
| 選定手順 | クライアント指定のOS バージョンに基づき、キャリア違いの同機種を省き、できるだけ多くの種類を選定。 |
| 検証規模 | 計137台の端末で動作検証。 |
| 成果・効果 | 認証エラーや利用不可を未然防止。当日運用を円滑化し、アプリ利用時の安心感・信頼性の向上に寄与。 |
| 事例2 動画制作会社 | |
|---|---|
| 概要・目的 | メディア向け動画が多環境で確実に再生できることを確認する多端末検証。 |
| 対象OS・端末 | スマートフォン、タブレット、PC |
| 選定手順 | クライアント指定のOSバージョンに基づき、画面サイズや解像度、端末のスペックを考慮して当該当機種を選定。 |
| 検証規模 | 計57の検証環境を27台の実機で確認。 |
| 成果・効果 | アップロード動画の再生不可を未然防止。多環境・多端末での再生保証の確度を高め、安定した運用に寄与。 |
これらの事例が示すように、対象ユーザーの端末分布や利用環境を踏まえた、多端末での動作検証は、もはや品質保証の必須要件です。では、限られたコストと期間でその効果を最大化するにはどうすればよいでしょうか。
鍵となるのが、検証対象の「端末選定」です。以下のポイントを基準に選ぶことで、カバレッジとコスト のバランスを最適化できます。
端末選定の主なポイント
多端末検証では、利用者が多い機種を優先してテストします。ただし、人気機種だけでは不十分です。国内外の利用状況を見ながら、OSやブラウザ、端末の性能や画面サイズの違いもカバーしましょう。例えば、日本ではiPhone/Androidの主要機種やSafari/Chromeをまず押さえ、その上で古めのOSや中・低性能機、特殊なサイズの端末などを、サービスに合わせて追加します。
多端末の選定方法について詳しくは、以下の記事をご参照ください。
https://webrage.jp/techblog/various_models/
さいごに
サービスに合わせた最適な機種を都度選定して準備することは容易ではありません。
弊社では、キャリアから発売されている端末を定期的に購入・保有 しており、その保有台数は2000台以上にのぼります。この豊富な端末環境を活用し、スマートフォン、タブレット、PCなど、OSやブラウザのバージョン違いにも対応した幅広い検証が可能です。また、専門知識を持つスタッフが検証を担当し、不具合や問題点を迅速に発見・報告します。これにより、お客様のサービスの品質向上を徹底的にサポートいたします。
多端末検証を効率的かつ効果的に進めたいとお考えの方は、ぜひ弊社にご相談ください。あらゆる端末環境での動作確認を実施し、安心してサービスをご提供いただけるよう、全力でサポートいたします。
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