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Wi-Fiとは?

Wi-Fiは多くのシーンで利用されているので、名称自体は既にご存知かと思います。
しかし、改めて

「Wi-Fiとは?」
「無線LANとの違いは何?」

と、問われると、Wi-Fiの正体を明確に説明できないこともあるかと思います。
本ページは、Wi-Fiについて基礎的なことをご紹介します。

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■Wi-Fiについての概要
Wi-Fiは、Wireless Fidelity(忠実な無線通信環境の意)を略し「ワイファイ」と呼ばれております。
無線でデータをやりとりする規格の一つです。
元々、Wi-FiはWi-Fi Allianceが策定する国際的な標準規格IEEE 802.11などに大衆的な名称をつけるにために、あてられた名称です。
更に、免許不要で利用できる、2.4Ghz帯及び5Ghz帯を利用している規格であるため、多くの人々が利用することを想定した通信規格の一つです。
■無線LANとWi-Fi
両者を厳密に定義づけるのであれば“無線LANの中で標準化認定されたもの”がWi-Fiです。
ただし、Wi-Fiと無線LANは生活レベルで使うのであれば、ほぼ同じものと考えても問題ありません。
その理由についてご紹介いたしましょう。

1990年代Wi-Fiという言葉が生まれる前に、無線LANを利用する機器が市場に出回りました。
しかし、この頃はまだ、メーカーが違うと機器間の相互接続ができないケースが多くありました。
この問題を解決するために、1999年にWECA(Wireless Ethernet Compatibility Alliance)という、無線LANの相互接続性を高めるための団体が設立されました。
2003年にはWECAはWi-Fi Allianceに名を改め、相互接続性認証プログラムを発表します。
このプログラムの審査を通った無線LAN機器はWi-Fiの名称、及びロゴを利用することが可能になります。
現在では、無線LANを利用する機器のほとんどがこのWi-Fiの認証を受けております。
よって無線LANとWi-Fiを同じに扱っても、生活レベルでは問題ないことがほとんどです。
■Wi-Fiの活用例
●インフラストラクチャー・モードとアドホック・モードからみる活用例

私たちの生活の中で、Wi-Fiが使われている身近な例として、「PCやスマホを無線でインターネット接続する」ということが強く思い当たります。
また、それだけではなく、Wi-Fi搭載機器同士での双方向の通信も可能です。
これにより、例えばWi-Fi対応パソコンとWi-Fi対応プリンタを無線接続させることが可能です。

Wi-Fi搭載機器同士を接続させる方法は2通りあります。
一つはアクセスポイントなど別の機器を介して接続させる方法と、もう一つはWi-Fi搭載機器同士を直接接続させる方法があります。
前者は例えば、違うフロア間や広いオフィス内でパソコンとプリンタの無線通信をするとします。
その際に両機器の間にアクセスポイントをかませることにより、社内ネットワークを通して違うフロアや遠い場所にあるプリンタに印刷データを送ることができます。
この方法を利用しないと、Wi-Fiは障害物によって通信距離が大きく減ってしまう性質があるので自分のパソコンを、違うフロアや遠い場所にあるプリンタと通信させることは難しいです。

では、反対にアクセスポイントを介さずにWi-Fi搭載機器同士を直接接続させることに、どのようなメリットがあるのでしょうか。
それは、アクセスポイントを介さないため、長距離での接続はできませんが、アクセスポイントは必要ないので、どこでも簡単に無線通信を利用できることがメリットになります。
このメリットがどのように生かされているかというと、例えば屋外でビデオを使って自撮りをしようとします。
自分は全身を映したいので、ビデオを少し離れた位置に置かなければなりません。
その時にWi-Fiを用いれば、自分が持っているスマートフォンにビデオの映像を映し出させアングルを確認した上で、録画開始・停止をリモコン操作することができます。
しかし、屋外なのでアクセスポイントがないケースがほとんどです。
こうした時に、アクセスポイントを使わずに、Wi-Fi機器間で直接通信を行います。
また、他の活用例としては、屋外でも利用することのある、携帯ゲーム機の通信対戦にも用いられております。

このように、前者のアクセスポイントを介する接続方法をインフラストラクチャー・モードと言います。
また、後者のアクセスポイントを介さずに、モノとモノを直接通信させる方式をアドホック・モードと言います。


●Bluetoothよりも高速な通信が可能

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近距離で利用できるコンシューマー向けの無線規格にはWi-Fiと共にBluetoothも多く利用されております。
それぞれどのような特徴があるのかを活用例を交えご紹介いたします。

BluetoothはWi-Fiよりも省電力であり、またスリープ機能からの復帰が早い、という2つの大きなメリットがあります。
反対にデメリットはBluetoothの通信速度はWi-Fiよりも遅く、動画などの重いデータは扱えず、音声・音楽データ程度までしか扱えません。
加えてBluetoothはWi-Fiと違い、アクセスポイントを通してインターネットに接続することはできませんし、2端末間のみの通信を対象としており、Wi-Fiのように複数機器間での通信網(=クラスタ)を形成することはできません。
よって、音声・音楽程度のデータをやりとりする無線イヤホンや無線ヘッドセットであれば、少ないデータ通信で長く使えるBluetoothを使用します。
逆に、ビデオデータなど多くのデータ通信を要するものや、広い範囲での社内プリンタなどのネットワーク接続を要するものはWi-Fiと使いわけます。


しかし、最近ではその関係が変わろうとしています。2015年にWi-Fi AllianceよりWi-Fi AwareというWi-Fiの新技術の説明会が行われました。
Wi-Fi Awareは常時接続バッテリーが持ち、また省電力で小さなデータのやりとりを行うことが可能です。
今後の、Wi-Fi Awareの動きによっては現在のBluetoothとWi-Fiの関係が変わることも念頭に置いといたほうが良いかもしれません。
(監修・校閲:池端隆司)
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