相互接続性試験(IoT試験)に関するご説明を致します。
■試験項目作成について
IoT試験内容は以下の通りです。●仕様試験
仕様書や要件定義書などの記載内容が正確に反映されているかどうかチェックする目的の試験
●接続性試験
接続対象として選定したBluetoothデバイスを使用して実際にBluetooth接続を行い、接続動作確認機器として公表しても問題無いことをチェックする目的の試験
●マルチプロファイル試験
検証対象となる各プロファイルをマルチ接続させた状態をチェックする目的の試験
●負荷試験(長時間/回数)
検証対象デバイスに負荷を与えた場合の状態をチェックする目的の試験
※各試験項目に評価優先度付けと評価にかかる時間を記載
※検証対象デバイスにWi-Fiが搭載されている場合、Wi-Fi/Bluetooth競合の試験項目を用意する
■試験実施について
▼障害が見つかった場合、過去に同内容があったかの調査を行う無かった場合は問題管理票などに内容を記載し、開発側へ報告する
▼試験の実施中、項目に記載されている内容と少しでも違う場合には、その詳細内容を記録として残すこと
■障害対応について
▼各障害内容(問題管理票の記載内容)を把握し、再現試験の実施やログ取得を行う(障害内容によってはログの種類が違うため、確認する)
▼再現試験の手順や試験回数の詳細内容を記録として残すこと
(問題管理票などに記載すること)
■Bluetoothプロトコルログ取得について
▼新機能(新仕様)を中心にログを取得し、エビデンスとして残すこと▼障害やおかしい動作があった場合にはログを取得しておくこと
▼新しく接続試験を実施するBluetoothデバイスの場合、各プロファイルで接続した場合のログを取得しておくことが望ましい
▼音楽再生時のログから、SBCコーデックのビットレート 最大転送レートの計算を行なうこと
■接続動作確認機器選定
以下、調査結果より接続動作確認で使用する機器を選定します。▼調査対象のBluetooth機器がどのようにSIGに登録されているか調査する
・登録内容調査をすること(Bluetoothバージョン、対応プロファイル、パワークラスなど)
・使用しているBluetoothチップ調査をすること
▼調査対象のBluetooth機器のメーカHPで取扱説明書を手に入れて内容を調査する
・SIGで検索できない場合、取扱説明書やメーカHPからBluetoothバージョンなどの情報を調査すること
・携帯電話でOPPに対応している場合、対応フォーマットを調査すること
▼世の中に出回っているメジャーメーカ製品やユニークな機能を持つ製品、新しい仕様(認証)に関わりそうな製品などを調査する
▼上記項目内容や調査したデータを盛り込んだリストを作成する
■相互接続性試験はウェブレッジへお任せください
ウェブレッジは、Bluetoothをはじめ、Wi-Fi、NFCなどのワイヤレス通信で連携するデバイスと、スマートフォンや携帯電話、PCなどのデバイスとの相互接続性の検証実績と知見が豊富にございます。※特に、モバイル機器との接続性試験&通信時の脆弱性診断を、テスト項目作成〜テスト実施までセットでご依頼を受けるケースが多いです。
もし、接続性試験において課題やお困りごとがある方は、是非1度お問い合わせくださいませ。
相互接続性試験(IoT試験について)