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第三者検証について

近年、身の回りのあらゆるものがソフトウェアで動いています。
しかし、その安全はどこで担保されているのでしょうか?
製品の品質を検証するのは、その製品を作った企業でおこなうのが当たり前と思われがちですが、第三者に委託する場合が増えてきています。
その理由にはどんなものがあるのでしょうか?ここでは、第三者検証について解説します。

■そもそも、なぜ「検証」が必要なのか
ソフトウェアの品質を担保するために、検証は必要不可欠です。
万が一、自社の製品から欠陥が見つかった場合、多くの損害が発生します。

例えば、「経済的な損失」です。欠陥が見つかった製品の回収費や、その修正にかかる費用があります。

また、同じような損失に「時間の浪費」があります。これは経済的損失とセットである場合が多く、単純に欠陥の修正にかかる時間や、そのために新しい人員を割いたことによる、新製品の開発遅延などさまざまです。

他にも、会社の存続を脅かすのが「信用の失墜」です。これは、同製品を扱う企業との競争力の低下につながります。
また、一度失った信頼を回復するには多くの時間を要します。

そして、最悪の場合が「障害や死亡事故」です。
ソフトウェアが動かすものは、今では人の命に関わるものにまで及んでいます。
たとえば医療機器などで欠陥があった場合、取り返しのつかないことになる可能性があります。

■検証につきまとう悩み・問題点
上記のように、検証はソフトウェア開発にはとても重要です。だからこそ、検証には多くの人と時間をかけておこないます。
ですが、いざ検証をおこなうにあたり、下記のような課題にぶつかることがよくあります。

・「製品の検証に十分な時間をかけたいが、リソースに余裕がない!」

・「新しい分野での製品を開発したため、自社の検証環境が十分でない!」

・「さまざまな端末で検証をおこないたいが、手元にその端末がない!」

・「検証に関するノウハウを持った人材が社内にいない!」

・「クライアントに納品する製品で、品質に十分な信頼を得てから納品したい!」


こんなときに利用したいのが、「第三者検証」です。

■第三者検証とは
ソフトウェア検証には、自社で独自に品質を測定する「自主検証」と、安全性・信頼性の確保のため、国際的な規格などに基づいて第三者が品質を測定する「第三者検証」があります。

第三者検証とは、テストの専門知識を活かして、ソフトウェアの欠陥や、性能のボトルネックや、セキュリティの脆弱性などの問題を効率的かつ網羅的に見つける、テストのアウトソーシングサービスです。

■第三者検証を使うメリット
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ここまで、第三者検証について解説してきました。
では、第三者検証では、実際にどんなメリットがあるのでしょうか?

・テストの専門知識を持ったエンジニアが、第三者の視点からソフトウェアの隅々までテストをおこない、見逃しがちな潜在的欠陥まで見つけ出す

・OS、ブラウザ、スマホやタブレットの端末別など、豊富なテスト環境下でテストをおこなうことができる

・テストに開発のリソースを割く必要がないため、開発とテストを並行しておこなえる

・品質向上にかかるトータルコストを削減できる

・第三者が検証していることにより、ユーザーやクライアントに対して、信頼を担保できる


このように、自社に検証のための人的・時間的リソースが十分にない場合や、品質のさらなる向上をしたい場合、
トータルコストの削減のためなど、第三者検証はさまざまな場面で有効です。


★まとめ
●検証はユーザーの安心・安全のためにおこなう
●検証にはさまざまな問題がつきまとう
●第三者検証のメリット

ここまでで、検証の重要性、検証での問題、第三者検証のメリットについて解説してきました。
上記に当てはまる場合は、検証のアウトソーシングを考えてみてはいかがでしょうか?


【参考文献】:
『ソフトウェアテスト教科書 JSTQB Foundation 第3版』


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