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IoT/M2M活用事例

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あらゆるモノをインターネット接続するIoT/M2M。
今後、様々な分野に対して、見える化、効率化などのメリットをもたらすことが期待されております。

本ページではIoT/M2Mの実際の活用事例をご紹介いたします。
IoT/M2Mは、これまでIT業界とは関係が薄かった業種にも利用され始めております。
では、『どのような分野、業種』が『どのようにIoT/M2M』を活用しているかをご紹介します。

■農業分野でのIoT/M2M活用事例
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農業分野では、生産管理をメインにIoT/M2Mが進んでいます。
少子高齢化や過疎問題により農業就業者数が減っている中、 少ない就業者数で効率的な生産が出来るIoT/M2Mが農業の間で注目されております。

実際にIoT/M2Mを使った代表的な事例をいくつか、ご紹介いたします。

●農作業関連データの取得&見える化

農業にIoT/M2Mを用いると圃場(作物を栽培する田畑)の気温や、
作業員の作業量データなどを蓄積・分析することが出来ます。
これにより経営的な判断や、生産管理方法の是正に活用出来ます。
取得出来るデータは以下の数値や情報が挙げられます。

case_study_of_iot_agriculture_thermometer a.センサー、カメラを利用した自動的なデータ収集
・気温
・土壌温度
・土壌水温
・日射量
・トラクター、コンバイン、田植機の稼働状況
・肥料の散布データ


case_study_of_iot_agriculture_application b.農業現場の担当者によるタブレットなどのモバイル端末での手動入力
・労働者の作業量
・生産履歴
・生育情報





●農作業の自動化

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農業のIoT/M2Mではデータの取得&見える化の他にも、
自動的に機器などを運用して、人件費を削減しようという動きもあります。

例えば、ハウス栽培を行う際、上記のa、bで収集した気温や日射量のデータに応じて、
自動的に水やりを行うことが可能です。

また、トラクター、コンバイン、田植機の自動運転化も、
まだ実用化には至っていませんが、開発が進んでおります。
■建設業でのIoT/M2M活用事例
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建設業では、資材や重機の稼働状況などの見える化や作業の効率化において、IoT/M2Mが利用されております。
建設業界では90年代からロボット化に関する画策などが行われており、他業種に比べてIoT/M2M化が進んでおります。
また、建設業は命に関わることがある危険な現場であるため、安全性の面でもIoT/M2Mが取り入られております。
代表的な事例としては以下のものが挙げられます。

●建設業務関連データの取得&見える化

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建設業では、重機の稼動状態、資材の運搬状況などのデータ化は、多くの現場で既に利用されております。
しかし、設計・建設・維持管理の工程ごとの個別データで管理することが多く、一元的に閲覧が出来ません。 
また、3Dモデリングデータを用いたデータの取得&見える化もあります。
例えば、地形計測システムを搭載した油圧ショベルが、施工前に工事現場を走行すると地形の3D測量が可能になります。
更に、ドローンでの空中からの3D測量を行う取り組みも行われております。
今後、就業者の減少に伴う、省人化傾向の建設業にとって、IoTは重要なファクターです。


●建設作業の自動化

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建設業の中でも、既に火山の噴火災害の復旧工事や福島第一原子力発電所事故後などの瓦礫撤去作業には、無人化施工(ロボット施工)が行われております。
しかし、こういった緊急時の災害を除いた、通常の多くの工事は建物ごとに違う仕様で発注されます。
そのため単品受注生産で標準化が出来ていません。
よって汎用的長期的に利用することを目的とした自動化よりも、まず標準化することが先手かもしれません。


●作業員の安全性の確保と作業効率化

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建設業では、労働災害発生率が他業種に比べ、高い傾向です。
作業員の安全性を確保するために、以下の様なものが有ります。

・心拍数等のバイタルデータを取得出来るウェア。
・現場の熱中症の危険度を連続的に測定し、回転灯やメール通知するシステム。
・作業員の足腰に装着するパワードスーツにより、腰の負担を軽減することも可能。

■医療分野(セルフメディケーション)でのIoT/M2M活用事例
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医療分野におけるIoT活用事例の一つにセルフメディケーション分野でのIoT化が進んでおります。
セルフメディケーションとは病院に行かずに、自分自身で健康管理、予防、治癒を行うことです。
セルフメディケーションのIoT化では、スマートフォンを活用した健康管理をベースに、様々な器具や家電などから健康に関する情報を取り入れることが代表的です。

日本では国民皆保険制度が確立しているため、OTC医薬品(=市販薬)の利用率が低く、このセルフメディケーションの普及は他国に比べて発達が遅れています。
しかし、近年国内でもセルフメディケーション推進の動きが加速しております。
理由は、近年国内の高齢化社会が進み、高齢者の受診頻度の増加により、病院経営や医療費による家計の圧迫がされているためです。
そのため、極力病院に行かないセルフメディケーションを推進する必要性に駆られています。


■ 様々なデバイスを利用した生体情報の収集方法

●スマートウォッチやリストバンド型のスマートデバイス

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時計やリストバンドは、日常的につけていても負担が少ないことから、日常の生体情報を得るデバイスとして最適なものの一つです。
スマートウォッチやリストバンド型デバイスを利用することによって、歩数の計測、位置情報などを取得します。
また、腕の脈拍より心拍数を測定することも出来ます。
取得されたデータはネット上に送信され、スマホアプリなどで日常生活の運動量や消費カロリーの記録が閲覧出来ます。

●イヤホン型スマートデバイス

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イヤホン型のスマートデバイスでも、スマートウォッチ・リストバンド型デバイス同様、
歩数の測定、位置情報、また耳の脈拍より心拍数の測定などが可能です。
心拍数とスマートフォンを連動させた音楽の再生が出来る機種もあります。

●体重計型スマートデバイス

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体重計から取得出来る情報として、体重情報、BMI、体脂肪率を始め心拍数まで取得出来るものもあります。
それらの情報がネット上に送信され、スマホアプリなどで長期的に記録をすることが出来ます。


●靴関連スマートデバイス

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ランニングシューズに中敷きや、かかと部分にセンサーを取り付けるデバイスによって歩数の測定が可能です。
また、足に取り付けることでしか取得出来ない情報を取得し、利用者にメリットをもたらします。
例えば、足の回転数や足にかかる衝撃を計測し、スマートフォンなどと連動させることで、ランニングフォームなどのアドバイスが可能です。

●歯ブラシ型スマートデバイス

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スマート歯ブラシは、取り付けられた加速度センサーによって、歯ブラシの動きを取得し、歯磨き中の動きなどを測定し、
スマホのアプリなどで歯磨きの傾向を確認することが出来ます。
また、スマホと連動することによって、歯磨きをゲーミフィケーションすることも可能です。

●聴診器型スマートデバイス

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聴診器を用いた診察を、一般家庭でも利用することが、IoT/M2M化により可能になりました。
今までは聴診器の診断、記録、分析は一般の家庭では難しいため、あまり利用されていませんでした。
しかし、聴診器とスマホアプリとの連動によって、アプリでわかりやすく診断、記録、分析の表示が可能になり一般家庭でも手軽に出来るようになりました。
また、アメリカではこの聴診器のデータを元に、医師とビデオ上での診察を行うことが可能な端末が既に発売されております。
セルフメディケーションと医師による医療行為の架け橋となる存在です。

●体温計型スマートデバイス

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体温計型スマートデバイスでは、体温情報を集計し記録情報をスマートフォンなどで閲覧することが可能です。
肌に触れず体温を測れる非接触型のものも販売されているため、赤ちゃんの健康管理にも適しています。

(監修・校閲: 池端隆司)
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